ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

コロナウィルスに出口が見えてきた、とみんなが言っていたときの日記

東京都の新規感染者が一桁台になってきた。大阪などでは緊急事態宣言が解除されてきた。仕事のメールやオンラインミーティングなどでは「そろそろ出口が見えてきましたが、いかがおすごしでしょうか」みたいなあいさつが飛び交っている。

 

僕も外出自粛がそろそろしんどくて、たまに家の近くで外食に行っている。王将の温玉麻婆豆腐麺を食べたらあまりのうまさに発狂しそうになった。外食特有の、的確に人間の味覚の弱点を突いてくるあの感じ。たまらん。

 

自粛期間中に、仕事がいくつか飛んだが、それを埋め合わせるように別の仕事が入ってきて、(家で一人で記事を作れるタイプのライターだと認識されているっぽい)そんなに減収ということにはならなかった。

 

さすがに首都圏でも5月末には緊急事態宣言は解除されるんじゃないかと思う。また新規感染者は増えるのだろうけど、その時はまた緊急事態宣言をすればいいわけで、画期的な治療法や予防法ができるまで、あるいはもうみんなが「いいや」って思って諦めるまで、その繰り返しをするんだろう。

 

ここからはコロナとはあんまり関係のない話をします。

 

とある政治問題があった。体制側が作る新たな法律がどうもうさんくさい、これは反対の声を上げるべきではないのか、という流れがSNS上にあった。

 

これ自体はよくあることなんだけど、今回はちょっと大事になっていて、ポップアイコンみたいな歌手がその政治問題に対してSNSで反対を表明したのだ。

 

多くの賛否両論がでた。いわく「歌手ごときが政治問題に口を突っ込むべきではない」、反対に「歌手が政治問題を口に出してはいけないのはおかしい、なんでも自由に言ってもいいはずだ」。

 

僕は「歌手であってもなんでも自由に言ってもいい」側の人間である。

 

しかし、しかしだ、

 

絶大な人気を誇るポップアイコンが「自分と真逆の政治主張をSNSで突然述べてきたら」

 

ということを考えるとけっこう恐い。罵声をポップアイコンに飛ばす人の気持ちがわからないでもない。僕が「歌手であってもなんでも自由に言ってもいい」と思うのは、その歌手と自分の意見が比較的近いから、という可能性が高い。

 

体制側はSNSの意見を気にする形で一度立法を取り下げた(実はこの後もいろいろあるんだけど……)。この立法自体が取り下げられるのはいいことなんだけど、正直SNSのバズみたいな現象が積極的に政治に影響を与えるのって、そんなに手放しに喜んでいられる現象なんだろうかと思う。

 

もしも体制側がSNSやポップアイコンを取り込んだら、どんどん地獄みたいなことになるのでは……。そう思ってしまうのだ。

 

 

ただ、対抗策としてはいろんなポップアイコンがそれぞれの政治的な立場を表明ことだと思う。政治的な立場を表明するのが普通になれば、特段着目されるようなことにもならないので……。

 

家に閉じこもっていると、ワイドショーとかツイッターばかり見てグルグル考えてしまうね。

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