コロナウィルスを不安がるのをやめた
これまでにこのブログでコロナウィルスを不安がっている様子をリアルタイムで伝えてきたのだが
ここにきて、不安がるのを辞めた。
コロナウィルスは人間というよりも医療にダメージを与えるウィルスである。で、その医療は崩壊し始めている。現場では使い捨ての衛生器具が足りなくて、滅菌して使い回している。
スポーツでも、緊張するのは試合が始まる前だけだ。もう「本番」が始まってしまっている。不安とか言っている場合じゃねえなって感じである。
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政治がいろいろやっている。国民に10万円を一律給付することになったらしいが(←また変わるかもね)、その経緯がすごい。これまでに一律給付はずっと政府は難色を示してきたが、公明党が連立の解消を盾にとって要請したところ、政府が飲んだそうだ。わりとちゃんとした報道がそう書いている。
公明党は言うまでもなく母体が新興宗教で、でもそれが弱者を救う政策を実行しているわけで、ちょっと、どういうコメントをしたらいいかわからないな……。
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最近「家庭内感染を防ぐにはどうしたらいいか」という話題をSNSで見る。しかし家庭内感染を防ぐのはほぼ不可能なのではないかと思う。なにしろ、医療のプロが集まる病院で院内感染が起きているのだ。
うちでは完全に諦めていて、「どちらかがコロナウィルスにかかったら、もう一人もかかるしかないね」ということで合意が取れた。 二人で苦しもう。ちなみにうちの夫婦は二人とも医療系国家資格を持っている(歯科衛生士とあん摩マッサージ指圧師)ので、ウィルス一般に対して最低限の知識はある前提での合意である。
このようにどこかで線引きをすることも必要なんじゃないか。
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いろいろと気が滅入ることばかりだが、少しいいこともある。僕は毎日コロナの感染者数を見ているのだが、4月13日以降、新規感染者数が少し減少してきたのだ。このグラフがわかりやすい。↓
そもそものPCR検査数が少ないんじゃないかとか、これでは減少傾向と呼ぶには弱いとか、ツッコミはあると思うが、それでも少なくとも「新規感染者数が増加していない」ことはほぼ間違いないんじゃないだろうか。
もちろん「新規感染者数」が減ったとしても、絶対的な感染者数は増え続けているので、状況は依然としてキツいままだが、少なくともイタリアやニューヨークのような壊滅的な状況にはならないのではとも思う。
世界をみると、わりとうまくいっている国も多いようだ。台湾、韓国、ベトナム、シンガポールなど。