ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

エーデルガルトとリシテアのことを考えると胸が苦しくなる

ファイアーエムブレム風花雪月というゲームの重大なネタバレ感想です。

 

 

ファイアーエムブレム風花雪月というゲームはめちゃくちゃおもしろい。ゲーム部分にはいろいろと難があると思うのだけれども、それを補ってあまりあるのがキャラクターの魅力である。

 

僕が好きなキャラはエーデルガルトとリシテアだ。

 

いま文章を読んでいる人は、この2人について完全に理解していると思われるが、改めて解説させていただきたい。

 

エーデルガルトは皇帝の娘である。意志が強く、行動力がある。それはリーダーとして人を引きつける魅力にもつながっている。

 

リシテアは弱小貴族の娘である。「天才」と称されるほどの頭の良さがあるが、子どもっぽいところがある。

 

2人の共通点は髪の色だ。それは拷問のような人体実験により2つの紋章を体に宿しているという経験の証でもある。

 

人体実験のトラウマにより、エーデルガルトは「紋章のない世界を」実現するべく戦争を起こした。リシテアは「ただ両親と安らかに暮らしたい」と願っている。

 

同じ辛い体験を持っているのに、そこから願うことは正反対なのだ。2人が持っている人間性を強烈に対比していると思う。

 

そして、2人ともわりと不幸なところがポイントである。

 

例えばトラウマとも言える辛い体験をして苦しんでいる人にこんなアドバイスが考えられると思う。

「これバネにがんばりなよ」

「やり過ごしなよ」

どちらが正しいだろうか。

 

ファイアーエムブレム風化雪月の場合、前向きになっているのがエーデルガルトで、やり過ごしているのはリシテア。どちらも不幸になっている。

 

そういうわけで、僕はエーデルガルトとリシテアのことを考えると胸が苦しくなるのだ。

 

 

 

再開したいなふしぎ指圧、あと近況

ふしぎ指圧をからやめて2ヶ月経っていないのに、もうずいぶん時間が経っているような気がする。

 

ふしぎなことに、人を癒すことは、自分自身を癒す、というようなところがある。ふしぎ指圧にこれなくなって不便を感じている方はいるかもしれないけど、僕も同じように人を施術できなくて不便を感じる。

 

持って回った書き方をしてしまったが、さみしい、ということなんだろう。これは。

 

いい場所があったら再開したい。月1回くらい、安い料金で借りられて、駅からそんなに遠くないところ。貸してもいいよって人はご連絡ください。

 

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ウェブ記事を作るプロダクションで編集やライティングの仕事をしている。今まで書いていたような記事とは全然違うジャンルの物を作っていて、かなり大変である。

 

単に文章のテイストが違うだけでなく、この題材の切り取り方がなぜこうなるのか?というところからして迷うことが多い。

 

仕事の進め方にも慣れていなくて、暗闇の山の中を歩いているような気分だ。でも好奇心でワクワクする部分もあるし、キャンプのようである。

 

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リングフィットアドベンチャーを買った。すでに噂されているとおり、相当にきついゲームである。こんなにもきついことを「ゲームだから」ということでこなしてしまうのは、本当にふしぎ。

 

でかい台風がきた

でかい台風が来るという。

 

窓ガラスに養生テープを米印に貼っておくといい、と聞いてホームセンターやスーパーに行ったが、全て売り切れていた。

 

かわりに布テープで米印に貼った。でもその後に「やっぱり貼らない方がいいらしい」という話も出てきて、つまらない気持ちになる。

 

ネットで「今度の台風は外出したら死ぬ!!」と書いている人がいた。でも煽りすぎのような気もして、実際にどれだけの規模になるのか想像がつかない。

 

2~3日停電や断水が起こる想定で備蓄をした。

 

台風の当日の朝。雨が降って風が吹いているが、そこまででもない。

 

夜になるにつれてどんどん雨風が強くなってきた。

 

でも風は正直思ったほどではなく、屋根を吹き飛ばされているような所はなかったようだ。

 

川に氾濫の可能性があることがわかってきた。僕の家は少し高いところにあるし、マンションの4階なので氾濫が起こっても大丈夫だろう。

 

22時を過ぎたくらいから雨も風も弱くなってきた。

 

疲れて寝た。スマホの見すぎて疲れたという気がする。ずっと防災アプリが通知を送ってきていたのだ。

 

結局、家の近所には大した被害はなかった。よく晴れている。空気が洗われたようにきれいだ。

 

鉄道の高架下に凹んでいるところがある。あそこは冠水しているかもしれないな……と思って行ってみたら、案の定冠水していた。あと、僕と同様に見物に来ている人がいた。


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性同一障害ならぬ「種同一障害」を描いた『犬身』

世の中には、身体は男性なのに心は女性の人がいる。その逆の人もいる。こういう人のことを「性同一障害」という。

 

身体は男性なのに、心は女性。うーん。想像しようとしても、なかなか想像しにくい。そもそも、なぜ身体が男性の人が自分を女性だと思うんだろう。そこが本当にふしぎだ。

 

性同一障害は身体の状態と、その自認が違うパターンだ。考えを進ませるために、あえて問題を拡大して考えてみたい。

 

「身体が人間」の人が、「自分は犬だ」と思って苦しんだりするケースはあるんだろうか。

 

僕は、茶化しているのでもふざけているのでもなくて、世の中の人々のいろんな悩みを極めて真面目に想像するのにあたって、こんな疑問がわいてきたのである。

 

ツイッターで上記の質問をしたら、すぐにこんな感じのリプライが帰ってきた。

 

「実際にあるかどうかは知りませんが、まさにそのような状況を描いた小説はありますよ」

 

マジか。教えてくれたのは編集者の友光だんごさん。本のタイトルは『犬身』という。

 

読んでみたら、本当に僕の考えていたことに対する答えがドンピシャリで出てきて、びっくりした。心が犬になってしまっている女性の悩みが、実に真に迫って描かれている。こういうことを、僕より先に深く考えている人が、いてくれたのか。

 

主人公は犬になりたすぎて、ついには魔法で犬になってしまう。犬になりたかった女性が犬になったよろこびも、とても繊細に描写されている。

 

フィクションではあるけど、種同一障害があるとしたら、きっとこんな感じなのかもしれない。そんなふうに思わせるようなおもしろい小説だった。

 

現実の性同一障害についても、なんだか多少理解ができたような気がする。実際には僕の想像と違うかもしれないけど、とにかく想像することが大事だ。

 

犬身

犬身

 

↑帯のコピーには「あの人の犬になりたい。」と書いてあって、まるで比喩としての犬のように読めてしまうけど、本当に犬になる話です。 

 

『さらざんまい』と解脱と秘密

『さらざんまい』というアニメを見た。アマゾンプライムビデオで見ることができる。

 

三人の高校生がカッパになって、心の交流をしながら、カワウソのおばけと戦う、みたいな話である。このあらすじでは意味がわからないかもしれないが、全部見てもストーリーは基本的に意味はわからない。

 

ただ、意味はわからないなりにもおもしろかったし、感動もした。ポイントは2つ。

 

○欲望を手放すな

このアニメではひたすらに「欲望を手放すな」というメッセージがありとあらゆるところから発生させられる。僕は26歳の頃に会社を辞めて以来、ずっと欲望を手放してきた。欲望を手放すというか、自分の感情を無視しながら物事を進めてきた。それで、なんとか社会生活において軋轢無く過ごしていたのだ。

 

しかし最近それではなんかうまくいかなくなってきた。なにかむなしさを感じることが多い。

 

さらにもう一つ、困ったことがある。悪夢を見るのだ。あの時手放したアレ、みたいな悪夢を見て、大声を出して目が覚めてしまう。一緒に寝ている妻は目を覚ましてしまう。やばいね。

 

そういう状況があるので「欲望を手放さない方がいいんだろうな」というふうに思えた。今ある欲望を大切にしよう。

 

これは仏教のおしえの真逆だと思う。作中で「はじまらない」「おわらない」「つながらない」という状態が出てくる。

 

その状態を回避するべくみんながんばるんだけど、「はじまらない」「おわらない」「つながらない」という状態は仏教での理想「解脱」なのではないのだろうか。宗教に詳しい人教えてほしいなーと思った。

 

 

○秘密とはなにか

このアニメの主人公三人組はそれぞれに秘密を持っている。なぜ秘密を持っているかというと、好きな人とうまくやっていきたいからだ。その場かぎりのどうでもいい人の前では人は秘密もなにもないものだと思う。

 

人と深くつながりたいがために、一部つながらない部分を持つ。これが秘密の構造である。アニメを見ていて、そんなことに気づいた。

 

それにしても、ストーリーの意味がわからないだけに、自分に引きつけて解釈してしまう。こういうのもおもしろいなと思う。

 

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