ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

県民ってなんだ

 

千葉雅也さんの『勉強の哲学』という哲学の本を読んだ。流れでなんとなく読めるんだけれども、暫くたつと「どういういうこと?」という感じになる。

つまり読んだけれども理解していない。

 

なんとなく本人に興味を持って、ツイッターをフォローしてみた。するとときどき栃木県の悪口をツイートしている。これはただの悪口ではない。栃木県出身じゃないと絶対にわからない、栃木県に対する繊細で深い憎しみが見て取れるのだ。

うむ、栃木県の悪口に関しては完全に理解できた。

 

千葉さんだって本を書くときはきっと「読者にできるだけ理解してもらおう」と思って書いているはずだ。僕も「理解しよう」と思って読んでいた。しかしテーマが難しいと、やっぱり理解するのは難しい。

 

その一方で、栃木県民の悪口は理解しようと思わなくても、同郷ということで理解できてしまう。

 

このことがおもしろいし、なんだか悲しい。どうせなら逆(悪口は理解できずに哲学の内容を理解したい)がいい。でもそうはいかない。

 

県民っていったいなんだんだ……? という気分になる。

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