ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

ズッコケ結婚相談所はほんとすごい

児童文学「ズッコケ三人組」を何冊か読み返したのだが、意外と内容がむずかしくて驚いた。

 

特に『ズッコケ結婚相談所』は両親の結婚と離婚がテーマ。ここで語られている両親の離婚にまつわるエピソードはこんなのぶちこんでくるかという感じ。アルコール依存症、DV、記憶の捏造、おそらく不倫……。直接ではないけれども、浮き彫りにして書いている。

 

小学生にはとうてい理解できないだろうと思う。それでも、子どもなりになにか感じるところはあるんだろうな。

 

スカッとしたエンターテインメントの陰に隠れて、大人だからこそわかる暗い心理がある。自分は子どもの頃こんなストーリーをおもしろがっていたのか……。

 

十分大人の鑑賞に耐える本なので、買って読むのおすすめ。

スポンサーリンク