ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

物を捨てるの大変、特に本

引越することになったんで、物をいろいろ処分している。

でも、物を捨てるのも大変だね。粗大ごみは市に申し込むと引き取ってくれるんだけれども、申し込んだ後にやっぱりこれも捨てたい、あれも捨てたい、ってのが出てくる。その都度また市に申し込んで……ってやるしかない。なんだか引越当日までに間に合いそうもないから、一回引越先まで持って行って、捨てることになりそう。古いノートパソコンを捨てようと思ったら、これはメーカーに送らなきゃいけないみたい。だいたい、買うときの3倍くらい手間がかかるって感じがする。

捨てていいのか悪いのかわからないものもたくさんある。

その中でも一番悩むのが本。本ってかさばるから処分しちゃいたいんだけれども、やっぱり手元に置いておきたい本っていうのはある。この「手元に本を置いておきたい」ってのがどういう心理なんだか自分でもよくわからなくて、ものすごく悩んでしまう。

手元に置いておきたいのは、だいたい本の中に書かれている世界に対してあこがれを持っているような本が多い。その本を手放したら、自分がその世界から遠ざかってしまうような気がしてしまう。逆にそういう本って、思い切って処分するとなんかせいせいしたような気分にもなる。執着そのもの! って感じですね。

最近では電子書籍がはやっている。あれだったら、こんな呪いみたいな気持ちも少なくなるんじゃないかと思う。実体として空間を所有しないのが、経済的にも心理的にも最高。

それから、電子書籍はプラットフォームがつぶれると本が読めなくなってしまう、ということもある。これもデメリットじゃなくてメリットだと思う。一回読んだ本だったら、自分が知らない間に消えてなくなった方がやっぱりいいな。

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