4年前のイラストを描き直した
ふしぎ指圧の移転にあわせてホームページを整備している。ほとんどは人にお願いしているんだけれども、自分でもやれるところはやっている。
今回特に手を入れたのは初めておこし下さる方へのページだ。ここの案内イラストを全部描き直した。同じ物を描いたんだけれども、なんというか、年月を感じさせる。ようは、ちょっとうまくなった。
これが
こう
これが
こう
これが
こう
うーん。見れば見るほどおもしろい……。昔のイラスト大概ひどいな……。描いたのは4年くらい前だろうか? 今も別に上手ってわけじゃないけど……。
あっ。そうだ、みんな、田端にも来てくださいね。
電光石火について
ぼくは今までの人生で電光石火という言葉を辞書で引いたことがあるだろうか。たぶんないと思う。でも意味はわかる。速いことだ。
なぜぼくは辞書で引いたことのない四字熟語の意味を知っているのか。それは電光石火という言葉自体に速さを感じさせる何があったということだと思う。
漢字でいうとまずもって「電」が速い。「光」はもっと速い。相対性理論である。
「石」「火」はそれぞれ単体では速くないが、「石火」とまとめると急に速くなる。火打ち石でカッとやるイメージ。さっきの相対性理論にくらべて急に身近なイメージになってきた。いやでも、実際には大阪のヘンな居酒屋でしか火打ち石を使っているところなんて見たことないけど……。
そういえば音の響きも「せっか」はなんか速い感じがする。「でんこう」でためて、「せっか」で解放する感じ。
このように電光石火は言葉自体に速さを感じさせる要素がてんこ盛りである。
ちなみに言葉にその意味を感じさせられない言葉は間違って覚えられやすい。「おっとり刀」とか。なんかゆっくりしているような気がするでしょう。「カオマンガイ」とか。なんか食べ物じゃなくて顔のでかいおっさんのような気がするでしょう。しなければ別にいいです。
さて、ここに来て急に電光石火の意味が「速い」ってことじゃなかったらどうしようという気がしてきた。でもそうかんたんに辞書は引かないぞっと。
春は短い
毎年、なぜ春はこんなにも短いのか。疑問に思っていたんだけれども、深く考えたらすこし理解が進んだ。
春というのはちょうど良い温度で、気持ちいい季節、というふうに頭の中にインプットされている。春を悪くいうやつを見たことがない。
しかし現実にはそんないいときは長くは続かなくて、瞬間瞬間にしか春は感じられない。だから春は短いと思ってしまうのだ。
認識を改めて「春はくだらない」「春は楽しくない」「3~5月のこと」と定義しておけば、春は短くならない。明日も春だな。今月いっぱいはどんな気候でも春。
本の仕事終了
ほぼ同時進行で進めていた『伸ばすだけで効く!ツボストレッチ』『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』を両方とも最終稿を確認して出版社に送付した。つまりこれで本の仕事は一旦終了だ。おつかれさまでした。
通常のweb連載やふしぎ指圧の引っ越し作業に加えてやっていたので、この3か月くらい、かなり精神的に苦しかった。だんだんおかしな境地に達してきて、夜に「生きるとは……死とは……」と考えるようになる。そして朝、仕事に出掛ける前の妻に「人はなぜ生きるのだろう?いずれ死ぬのは確実なのに……」と問答をふっかけていた。迷惑ですね。
でも自転車買って、真鶴旅行して、本の仕事が終わったら完全に精神が回復した。なんとはなしにハッピーな気分である。勢いに乗って家の大掃除までした。最高。
さて、こんな話をすると本作りがものすごく大変なことのように見えるかもしれないけれども、意外とそこまででもないというのが実感だ。今回つらかったのはいろいろと仕事が重なったことが原因である。
web記事だと企画、構成、取材、モデル、ライティング、イラスト作成、校正など、全部ライターが1人でやらなくてはいけない。これに対して本の著者でやることは企画、取材、ライティング、くらいだ。完全に自由にならないもどかしさはあるが、ある程度編集者が決めてくれて、執筆に集中できるのはいい。
『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』の方はクリハラタカシさんがイラストを引き受けてくれたのもすごくよかった。クリハラさんは最近作家としての活動が多く、イラスト仕事を引き受けてもらえか不安だった。仕事が始まると、僕が描いたラフが、クリハラさんの手によってステキなイラストに変わってゆく。これにはメチャクチャ感動した。
「ツボストレッチ」5月の終わりごろ、「子育てで」は6月の頭に本屋さんに並ぶので、よかったら手に取ってみてください。僕も本屋に見に行きます。
また真鶴旅行
また真鶴旅行に行ってしまった。1年ぶり2回目。
今回はアルハンブラというペンションに宿泊した。口コミサイトに「飯がうまい」と書いてあったから選んだのだけど、その通り、感動的にうまかった。
晩御飯に出た金目鯛の煮付け
朝ご飯に出た金目鯛の香草焼き
真鶴は熱海や湯河原などのメジャー観光地の近くにして、影が薄い存在だ。温泉もない。駅前も全然にぎわっていない。田舎。でも、そのぶん宿の値段が安くて、ひなびたいい雰囲気がある。金目鯛もうまい。首都圏からのアクセスもいいので、来年またいっちゃうかも。
あ、あとこのブログは冗談や情報などを特段つけずに、日記として利用することにしました。わりと前からそうだった気もするけど、改めて宣言する次第です。ひとの日記を読みたい変態向けのブログです。
アルハンブラ
https://www.jalan.net/yad338828/kuchikomi/