ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

表現と解像度

オリンピックの開会式ディレクターの小林賢太郎が解任された。「ホロコーストを揶揄したコントを過去に発表した」という理由である。しかし、実際のコントは「ホロコーストを絶対悪」として捉えている表現であることは明白である。

 

オリンピックの開会式では、各国の選手団が国毎に入場した後に「イマジン」が感動的な演出で長尺で流れた。「イマジンは戦争のない平和な人々の暮らしを望む歌」だが、背景にあるのは「国家を否定する」無政府主義の思想である。

 

……なんというか、このくらいの「粗い解像度」で世間は表現や文脈を捉えているということがよくわかった。どっと疲れた。

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