ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

「引越」は柔道が適当なのではないだろうか?

仕事で「引越」という文字を何度も見つめていたら、だんだんと納得がいかなくなってきた。

 

引越というのは、住処を変えるための作業のことである。これはみんな知っている。しかし「住処を変えるための作業」を意味する言葉が「引く」と「越す」で表現されるのって、なんかおかしくないだろうか。引越の作業を頭の中で浮かべてほしい。その風景のどこにも「引く」も「越す」もないと思う。

 

 

やっぱり「引越」という言葉に「住処を変えるための作業」という意味がついているのが間違っている。もしもまっさらな気持ちで「引越」という言葉に新しい意味を与えるとしたら、どんなものがいいだろう。

 

ちょっと考えてみたのだが、柔道をやっている様子が一番「引越」という言葉にピタッとくることに気がついた。

 

互いに袖を「引く」。投げたり押さえ込む様子は「越す」。……ほら、引越って柔道だ。柔道は引越という言葉で上書きされました。

 

さて、「柔道」という言葉がなくなってしまった。これに新しい意味を与えるとしたら、「工事途中でまだアスファルトがやわらかい道路」が一番適当だと思う。

 

最後にちょっと気になって「引越」を英語で何て言うんだろうと思って調べてみたら、「move」と言うそうだ。ずいぶん抽象的というか、大雑把だなあと思う。

 

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