僕らはいつを生きているのか
僕たちは過去の経験を思い出しながら現在の出来事を評価して生きている。
誰でも当たり前にやっていることだけれども、これが極端になるのが「トラウマ」だろう。生きているのは今なのに、まるで過去の特定の経験の中に生きているような状態だ。
その一方で僕たちは未来のことを考えながら現在を過ごしていることもある。
例えば、目標に対する努力。現在は使わない貯金。保険金の支払い。などなど。こうしたことを行うときに、頭の中は未来に行ってしまっている。未来をよくするために奉仕している様は、まるで未来の奴隷のようだとも思う。
こういうことを考えると、人間はなかなか幸せにはなれないのだろうなあ、ということに気づく。