『彼方のアストラ』がおもしろい
『彼方のアストラ』がものすごくおもしろい、という話を聞いて読んでみた。
すごい。
ヤバい。
めちゃくちゃおもしろい。
5巻で完結するのだけれども、途中でやめられずに一気に読んでしまった。
『彼方のアストラ』は未来が舞台になっているSFマンガ。主人公達は学校のキャンプ行事で惑星に行く。そこで謎のトラブルに見舞われてしまって、宇宙を旅することになる。
すごいのは一分の隙もない構成。
「なぜこんなトラブルに遭ったのか」
「トラブルの犯人は誰か」
ミステリー要素もあるので、あんまり詳しくは言えないのだけれども、だいたいこんな大きな謎があって、それが解決される。密閉された宇宙船内で犯人捜しをしている様子は『11人いる!』みたい。
そこに宇宙旅行で色々な惑星に行くおもしろさも加わってくる。動物と植物の区別がつかない星とか。これは『火の鳥望郷編』を思い出させる。鉱物が生きている星とかあったよね。
でも全体的なトーンは軽くて明るくて、子どもだけで宇宙を旅するという絶望的な設定にぜんぜん負けていない。ここが一番すごいところかも。
『彼方のアストラ』は、たぶん後世にまで伝えられる『ちょうおもしろマンガ』の定番になっていくんじゃないだろうか……。こりゃ本当に読んでよかった……。