主線なしのリンゴ
『”主線なし”イラストの描き方』という本を買った。主線がないイラストというのは、いらすとやみたいなやつのことだ。
最初に「主線なしのりんご」の描き方が載っていたので、解説に忠実に作業をしてみた。
リンゴ一個を描くといっても、かなりの作業が必要で、3時間くらいかかった。できたのがこれ。
なんか………………という感じである。シュンとしてしまった。
ただ、作業の過程で「色調補正レイヤー」の使い方がわかってきたので、今後のイラストに応用できるかもしれない。
ところで「主線なし」のイラストは「光」と「影」を強調する世界だ。僕は自分のイラストの中で影をほとんど付けていない。いままで自分の世界に光源とか、立体感とか、そういう物を想定していなかった。ただ単に記号が蠢いているだけの世界。
イラストは作者の視点そのものである。僕は日常でもあまり立体的に物を見ていないかもしれない。