ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

2017年買ってよかった本

ブログの定番ジャンルなんだけれども「買ってよかったもの」を見るのが好き。今さらになってしまったけれども、自分でも書いてみたい。

 

成り上がり How to be BIG

すでに有名な本だけれどもすごくおもしろい。文章がかなりキツくて(矢沢節って感じ)一気になかなか読めない。

買って半年以上経っているのにまだ読み終わらない。この文体で最初から最後まで構成している糸井重里は天才だと思う。いやおれがいちいち言うことじゃないかもしれませんが。

 

仁義の報復 元ヤクザの親分が語る埼玉愛犬家殺人事件の真実

ヤクザの親分が部下を殺した犯人を瞑想で当てるというもの。瞑想って。けっこうくだらない本かも。でもそこがいい。

 

新版 文化人類学のレッスン

デイリーポータルZの書評コーナーに載っていたので買ってみた。最初はそんなにおもしろくなかったけれども「家族」や「性」に対する認識がメチャクチャな部族がたくさん出てきて盛り上がってくる。

その過程で明らかになるのは僕たちがよくやっている「愛する人と結婚して子どもを持ち育てる」という行為が、単なるフィクションだということ。頭がぐらぐらしてくる本だ。

 

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット

流行っているので買った。AIに言葉を教えるのって大変だよ、ということが寓話で書かれている。

読んでいると、人間の能力は「言葉が通じていないのになんとなくコミュニケーションを完遂させて物事を進められる」ことなんじゃないのかなあという気がしてくる。

指示の意味がわからないのに、なんとなくそれなりに仕事しちゃうってことあるでしょ。それがロボットにはできない。

 

勉強の哲学 来たるべきバカのために

ノウハウ本ではなくて哲学書だと思う。むずかしい話を3周くらいして常識的なところに戻ってくる。おもしろいような気がする。でも僕はあまり理解していないかもしれない。

 

融けるデザイン

意識高い本を買ってしまった。でもおもしろく読めたのでよかった。

個人的に思うのは、Web記事を書くときに紙媒体のデザインをマネしてしまうのはよくないということ。それでうまく行ってない人をたまに見かける。

 

 

今年もなんか面白い本を読めたら良いなあと思う。

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