ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

子どもの世話を見た

「人は子どもを育てて一人前」みたいなことを言う人がいる。

 

ともすれば子どものいない人をバカにしてるようにもとれる、イヤな発言だ。

 

でもこの間、「子育て」を半日ほど取材させてもらって(ウェブ記事にはなりません)こりゃそういうこともあるかもな、と思った。

 

今回3歳と5歳の子どもがいる家庭におじゃました。子どもっていっても、ちゃんと意志があって思考があって、欲望がはっきりしているのね。

 

でも、子どもだから欲望をかなえる手段が何もなくて、親に頼るしかない。

 

一方、親も子どもの欲望を全部かなえることなんてできなくて、子どもに理不尽をしいてしまう。

 

たとえば、子どもがそんなに遊びたくないのに「公園で遊ぼうね」みたいにいわなくちゃいけない。そういう瞬間が何度もある。

 

子どもは「なんで親はおれの気持ちをわからないんだ?!バカッ!!」って思ってるぽいけど、親も「これ理不尽かもなあ。ごめんよう」ってわかってるんだよね。

 

でもそういうことをしなくちゃ、どうにも進まないことばかりで……。ああ、こりゃ人間的に成長するなあ……。と思った。

 

人間的成長ってのは、なにか特定の能力が上がるとかじゃなくて、矛盾を許容する余裕というか、そういう感じ。

 

そういうことを、思った……

 

 

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