ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

幻視の瞬間

歌人(短歌を作る人)と少し話をさせてもらった。話といっても、お互いにたんなる自己紹介くらいの感じだったんだけれども、おもしろかった。

 

歌人って仕事として考えると文字単価が相当高いそうで、そりゃそうだろう。たぶん俳人はもっと高いんだろうなあ。

 

ちなみに僕のやっているウェブライターに関していうと「文字単価」みたいな概念がない。文字数制限もないことが多い。だいたい記事1つにつき原稿料がいくら、みたいな発注が来る。

 

だったらぼくももう57577で納品してもいいのかな……と思いつつ、そんなことはしないで、媒体のなんとなくの雰囲気でボリュームは決める(ITの仕事のはずなのにこういうふんわりしたこと多い)。

 

お金の話に寄ってしまった。戻します。

 

歌人に自作の短歌を見てみてもらったり(恐れ多い)、歌壇の世界の話を聞いたり、たのしい時間を過ごしたんだけれども、一番おもしろかったのは帰るとき。

 

歌人が駅の前にある大きな彫刻を見て「あれ?彫刻の上に人が乗っていますね……?」なんて言う。でも見てみると、人なんかいなくて、たんに彫刻の上で旗がはためいているだけ。

 

単なる見間違いなんだけれども、短歌の世界では「幻視」というのは、スキルの一つ。「これが歌人というものか!!!」とかなり興奮しちゃった。ライブを見ているみたいな気分。やっぱり人に会うのはいいなあ~~~。なんて思いました。

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