指圧師とライターどっちが本業なの?
指圧師とライターをしている。一見全然違う仕事だ。この働き方についてよく質問を受けるので、まとめて書いてみたい。
どっちが本業なの?
自分の意識としては、どっちも本業。
というか、フリーランスなので本業と副業を分ける意味があまりないと思う。売れるもの全部売っているって感じ。
収入はライター関係(関係、とぼかしたのはマンガを描いたり、編集をしたりすることもあるから)の方がいくらか多い。
どっちか一本に絞る気はないの?
今のところそういう気持ちはあんまりない。
仕事って、毎日ずっと同じことをしているから疲れるのだと思う。指圧師もライターもずっとそれだけしてきたら大変そうだ。
たとえばの話なんだけど、毎日立ち仕事をしている人と、毎日座り仕事をしている人がいるとする。どっちも疲れるけど、お互いの仕事を半々に分担しちゃったら、ずっと疲れはラクになるんじゃないのかなあ。体は極力全体的によく使うことが大事だと思う。
会社員でも週の半分は営業をやって、残りの半分は経理をやったら、けっこう気分が切り換えられて楽しいのでは……? (でも書いていたらそんな会社ブラックの可能性高い気がしてきた)
相乗効果ってあるの?
あるあるあるある。めっちゃある。
ぼくが運営している下北沢ふしぎ指圧は、看板も何も出さない、ネットからの予約しか受け付けない治療院だ。こんなことができるのは僕がライターとして顔出しして記事を書いているからだろうと思う。実際記事きっかけで来てくれる人が半分以上だ。
急に治療院の予約がキャンセルになったときも、パソコンさえ持っていれば仕事ができてヒマにならずにすむからありがたい。(でもドタキャンや無断キャンセルは本当にかんべんしてね!)
ライターでも、指圧師の立場からの記事を依頼されることはたくさんある。マッサージやストレッチの解説の他に、マッサージマンガの原作をやらせてもらえたこともあった。
ぶっちゃけ、おすすめ?
1つの仕事するよりも疲れにくいし、相乗効果もある。精神的な逃げ道もある。おすすめ。
複数の仕事をするのはむずかしいのか
むずかしくないような気がする。
いい例かどうかわからないけど、会社勤めしながら子育てをしている人は、もうすでに2つの仕事をやっていると思う(子育てには金銭が発生しないけど、立派な仕事なのでは)。
むしろ完全に1つだけやっている方が不自然かもしれない。
ぼくはあと2つくらい仕事の種類増やせないかな、って思っている。