ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

考えているフリ

ヘボコン(工作下手な人がロボット相撲をやる会)に出すためにロボットを作っている。

工作に対して何の知識もないから、本当にゼロから考えている。で、考えたことを実行すると全然うまくいかない。あんなにいろいろ考えたことはいったいなんだろうと思う。そういうことが何度かあって気付いた。あれは考えていなかった。考えたような気がしていただけだった。

工作だと自分が間違っているのかどうなのかがちゃんとわかるのがいい。 でも、毎日ぼくらは日常の検証できないようなことに関しても細かく考えていて(主に他人がどう考えているかどうかについてだと思うけれど)、あれも考えているというよりは考えた気になっているだけっぽい。

たとえば、そのへんに落ちている石を拾って、それを数時間深刻な顔で眺めて、ポイって捨てて、また新しい石を拾ってくる……みたいな。

まさかそこまで無為なことじゃないだろうって思うけれども、かなり近いはずだ。ロボットは全然出来上がりそうにないし。

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