ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

ブラック家計簿

テレビを観ていたら「家計のプロがあなたのうちの家計を精査」みたいな番組をやっていた。

そこでやっているのが「旦那さんの昼食代金を、お弁当にすればこれだけ浮きますね~」ってやつ。でもこれ、お弁当を作る労働力を計算の中に入れていない。買い物したり、おかず考えたり、実際に作ったりを時給計算したら、まあそこまで浮かないよね。

こういうふうに実際はかかるコストを見えにくい、計算しにくいところに持って行くだけのものっていろんなところにある。

地方自治体が、老朽化している橋の修理(補強?)を地元の人たちのボランティアにやってもらっているってのもテレビで観た。役所の人は「これでお金がなくても橋が直せます~みんなでがんばってます~」なんていってたけれどもこれも同じこと。お金が動いちゃうと役所の書類的に煩雑になるから、ちょっとその外で解決する。だから「ぼくボランティアできないんでせめてお金だけ出しますよ」ってのもたぶん通じないんだろうな。テレビではボランティアの人たちが「こういうのたまにやってみると面白いですね!」っていってたけれど…。

なんか居間が散らかっているから、とりあえず全部物を押し入れにブチ込んだ、みたいな気がする。そうしなきゃしょうがない時ってあるけれども、これは一時しのぎにするべき。素晴らしい解決方法みたいにテレビでやっているのみると大丈夫?って思う。

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