あだち充のタッチ読んだ。
絵の感じが好みじゃなかったから今まで避けていたんだけれども、すごく面白い。登場人物のモノローグがほとんどなくて、ぜんぶ行動で感情を表現している。映画みたい。
セリフもひとつひとつセンス良い。決めるところはすごく決めてくる。「ウソみたいだろ」とか「敬遠は一度覚えるとクセになりそうで」とかすでに有名すぎて知っていたけれども、出てくるたびにため息でちゃう。
一つだけずっと気になったのは犬の描写。犬じゃなくてなにか妖精みたいに見える。作中ずっつと幸せそうで、あだち充の犬観はかなり異常なんじゃないかと思った。