ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

今夜、すべてのバーで

中島らもの『今夜、すべてのバーで』という小説を読んだ。アル中である中島らもの実体験を反映したであろう小説だ。小説の中に「アル中になりやすい人間」の話が出てきて、それがかなり印象的だった。

 

曰く、酒を飲むときに「味わって飲む」ような人間はアル中にはそうそうならない。しかし、「酔うために飲む」ような人間はアル中になりやすいそうだ。つまり後者は酒を完全に気分を変容させるための「ドラッグ」として使用しているということである。

 

僕もふつうに晩酌をするが、完全に「味わって飲む」タイプの人間だ。高いビールを買うし、それを味わって飲む。めちゃうまいと思う。

 

また、アル中になる人間は精神のスキ間(さみしさみたいなことだろうか)を酒で埋めている、とも書いてあった。

 

僕はそれにも当てはまらない。自分の中に精神のスキ間を見つけても、それを埋めないまま、ひたすら見つめるようなところがある。

 

仕事などで腹が立って、酒を飲むことはあるけど、「仕事で腹を立てて酒を飲んでいる人」を演じて自分に見せているようなフシがある。へんな行動だけど、本気ではないのは間違いない。

 

僕は多分どれほどがんばって酒を飲んでもアル中にはならない、いや、なれないタイプの人間なのだろうな……と思った。

 

しかし、アル中の素質がないからいいというわけでもなくて、なんか違うタイプのよくなさを抱えているような気もする。

 

 

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きょうからマシュマロを設置してみます。人とコミュニケーションを取りたいから……。

marshmallow-qa.com

はてなで企画と編集の仕事を手伝い始めて1年経ったんで近況とか実績とか諸々

たしか去年の6月ごろにはてなの編集部に参加させてもらったので、もう1年くらい経つと思う。いい区切りなので、僕がはてなでどんなことをやっているかまとめておきたい。

働き方について

正社員ではなくて、業務委託契約で働いている。

業務委託といっても、はてなドメインのメールアドレスをもらって、はてなのスタッフの一人として働いている。

出社義務はなくて、フルリモート。そもそも正社員の編集スタッフもだいたいリモートで仕事をしているっぽい? あまり他の人の様子はよくわからないが……。

立場としては相変わらずフリーランスなので、他社から来る個人の仕事もバンバンやってます。企画、ライティング、編集、マンガ、マッサージ、なんでも相談してください。もっとも、いま忙しいというのはあるのだけど……。

そもそもはてなの編集とは

はてなというと、「はてなブックマーク」や「はてなブログ」の印象が強いかもしれない。しかしそれだけではなく、社内に編集部があって、いろいろな会社のオウンドメディアの制作をガッツリやっている。

「はてなブックマーク」「はてなブログ」といった国内有数のユーザーコミュニティを活用して、クライアント企業の課題解決を支援するのが、はてなにおける編集者の主な仕事です。

注力しているオウンドメディアのコンテンツ制作支援では、

・企画立案~取材先、ライター、カメラマンとの調整~取材同行~原稿チェック、校正~といったコンテンツ制作
・さらに上流からのメディアコンセプト設計、各種ツールを使った現状分析と課題把握と、業務領域は多岐にわたっています。

編集・竹野雅人(id:matakeno)の社員インタビュー - 採用情報 - 株式会社はてな

↑編集者採用のインタビューページが分かりやすかったので引用してみた。こんな風にはてなはコンテンツの編集制作をする会社でもある。

僕がやっていること

上記からもわかるように、編集者の仕事はいろいろある。この中で僕がやっているのはコンテンツ作成の部分だ。

・企画立案

・取材先への依頼

・ライター、カメラマンへの依頼

・取材同行

・原稿チェック(狭い意味での「編集」)

・校正

・CMS入力(CMSは、はてなブログだからそんなに難しくないけど……)

これ全部やっている。編集者ってやることが多いんだけど、周りに助けてもらってなんとかやれているという感じです。

 

企画や編集したもの

こんな記事を編集してきた。

srdk.rakuten.jp

企画、編集など担当。執筆は藤原麻里菜さん。サンコーさんから出た「指のリアルさにこだわると製品は売れない」って、やっていないと気づかない知見だ。たぶんインタビューアーが藤原さんじゃないと出てこない情報だと思う。

 

srdk.rakuten.jp

企画、編集など担当。現代ソーセージ研究家の村上さんに取材して、編集プロダクションのやじろべえの小野さんに構成してもらったもの。取材の後すぐにいくつかのソーセージを自分でも食べてみたんだけど、もう本当に「無限の可能性」という感じですごい。スーパーで売られているソーセージって、ソーセージの世界のほんの一部なんだなと思った。

 

srdk.rakuten.jp

編集を担当。執筆はマダラさん。マダラさんはライターでもブロガーでもないんだけど、なぜか文章も写真もすごくお上手でびっくりした。

 

srdk.rakuten.jp

 こちらは企画と編集を担当。前回の記事ですっかりマダラさんのファンになってしまった。編集していてめちゃくちゃにお腹が空いてしまった……。

「サッポロ一番」は魚の出汁で作る。それがおれのルール(研究活動報告) - ソレドコ

タイトルがめっちゃキャッチーで良い。カツオのサッポロ一番食べてみたい。“手に入れた魚はすべて一度サッポロ一番塩らーめんにする男”

2021/06/02 17:07

b.hatena.ne.jp

社長からブコメでタイトルをほめてもらえるの、すごくないですか。

企画して自分でライティングしたもの

「企画と編集をしている」と言いつつも、ライターなので自分で書いてしまうことも多い。

srdk.rakuten.jp

企画とライティングを担当。たしか、はてなの仕事を手伝って最初の仕事だったと思う。単に自分が知っているだけのことを書いた記事……。

 

srdk.rakuten.jp

企画、取材、ライティング、取材依頼など担当。「1日に20時間タイピングの練習をしている」と聞いてめちゃめちゃびっくりした。全然わけの分からない境地だ。

www.youtube.com

ちなみにこの記事で使われているYouTube動画の再生回数は1100万回を超えている。この動画のディレクションもやりました。

 

srdk.rakuten.jp

企画、取材、ライティングを担当。銚子は初めてだったので、小旅行気分で取材に行ってきた。魚と温泉が最高。もちろんぬれ煎餅もうまい。銚子電鉄、なんとか生き残ってほしいところ……。

 

srdk.rakuten.jp

ずっと個人的に書きたかった内容を書かせてもらった。ここに書いてある設備はライターの最小構成としてオススメしたい。ノートパソコン一台でライターをやろうとするのは、やめたほうがいいよ。

 

meetscareer.tenshoku.mynavi.jp

人材系の媒体で「生き方の参考にしたい人」のインタビュー。「仕事をしていて、状態が一気に良くなるということはない」というのは、胸に突き刺さる言葉。

 

meetscareer.tenshoku.mynavi.jp

「やさしいお金の専門家」である横川さんにインタビュー。後半に出てくる「お金マンガ」がどれも意外でおもしろい。

 

meetscareer.tenshoku.mynavi.jp

藤原麻里菜さんにインタビュー。芋けんぴおばさんの話が本当に素晴らしく、感動した。この話を生で聞けて良かった……。

 

その他諸々

・こうして見てみると、編集として入ったはずなんだけど、自分で書いているものが多いなーと思う。実際のところ、自分で書いてしまった方が気がラクということもあるので、これがいいのか悪いのかよくわからない。

・他に公開できないものもあるが、他にもいろいろなメディアで編集や企画出しなど携わらせてもらっている。あなたがはてブで見た、めちゃめちゃ面白い記事は、ひょっとしたら僕が作ったものかもしれません……。 

・コロナはやく収束しないかなー もう限界なんですが……

 

以上、はてなに関する近況でした。

 

アマゾンのレビューを見るのが好き

これは本当に性格の悪い話なんだが、「名著」に低評価をしているアマゾンのレビューを読むのが好きだ。

 

ほとんどの場合、すごくズレたことをすごく自慢げに書いている。その愚かな様子はとてもいとおしく、娯楽として成立するレベルである。

 

もちろん名著であっても、読んだ人にとって評価が低くなることもあるだろう。そしてその理由を納得感のある文章できちんと説明できる人もいるだろう。しかしそういう人はアマゾンのレビューには書き込まないのである。

 

ネットにある有象無象の意見や書き込みというのは、このようにして楽しむ物だと思っている。

妻とジャンプマンガの話まとめ

妻がジャンプのマンガに触れた話をいろいろなメディアでかいていて、散らばっているので、ここにまとめておきます。

 

ドラゴンボール

www.yajirobe.jp

www.yajirobe.jp

www.yajirobe.jp

ダイの大冒険

card-media.money.rakuten.co.jp

ジョジョの奇妙な冒険

nlab.itmedia.co.jp

そば高い

最寄り駅から一駅先に自転車で出掛けて、そば屋に入ったのだが、 めちゃくちゃに高いそばだった。


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天ぷらぶっかけそば。これが1,800円する。埼玉県で食べるランチに払う金額ではない。銀座のディナーでも辛いと思う。

 

でも普通の盛りそばでも1,000円超えていた。だったらちょっと足して、天ぷらを入れてみようというのが人の心というものではないだろうか。

 

食べて見るとそんなにおいしくない。泣きそうになってしまった。

 

おいしくないだけでなく、量も少ない。夕方になったらお腹が空いてしまった。業務スーパーで買った食パンをモソモソ食べたら、また昼に味わったつらさがよみがえってきてしまった。

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