ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

台湾旅行に行った

ゴールデンウィークに台湾旅行に行った。

 

台湾にものすごく興味があるというわけではない。(妻の)長期休暇にあわせてどこか海外旅行に行ってみたいね、ということで行きやすい台湾を選んでみただけだ。でも行ってみたらなかなかおもしろかった。

 

料理がどれもあっさりしている

日本で中華料理を頼むと、たいていしょっぱくて脂っこい。しかしあれは日本人向けにカスタマイズした中華料理なんだそうだ。

台湾で食べた物はどれもかなり塩分控えめだった。ダシの味も控えめである。そしてだいたいの料理がぼんやりと甘い。そこに八角の香りがくわわる。総じて、なんだかちょっと野暮ったいような、素朴な味がした。

 

夜市がおもしろい

台湾では「夜市」という出店があつまっているゾーンがある。日本のお祭りのような雰囲気だ。台湾ではそれが毎日営業されていて、人々の生活の場になっている。特にハレの場ではない。ワイワイしながらも、なんとなくみんなぼんやりと安いメシを食べているのがおもしろい。

 

飲食だけじゃなくて、遊びの屋台も多い。風船がグルグル回っていて、それをおもちゃの鉄砲で撃つ。そんな感じのレベルのものがたくさんある。どこがおもしろいのかさっぱりわからない。やっているのは大人である。

 

夜市は意外ときれいだったことに驚いた。日本でお祭りがあったら、その辺にゴミを捨ててしまう人が多いと思う。でもそういうのは見当たらなかった。

 

酒をあんまり飲まない

台湾では晩酌の習慣がないそうだ。あまり酒を飲まない。夜市でも酔っている人はほとんどいなかった。日本の新宿や渋谷の方が恐いかも。

 

そうそう、さっきあげた「風船グルグル」の屋台も大人がしらふでやっているのだ。より謎が深まる。 

 

スクーターがすごい

台北市内はスクーターだらけ。道路でもスクーターを乗っている人は多いし、そのへんの道ばたにスクーターを停めておけるようだ。

 

自転車は一台も見なかった。ガイドの人が「自転車はエクセサイズをしたい人が乗るだけ」と言っていたのが印象的だった。

 

スーツを着ている人がいない

朝も夜もスーツを着ている人を一人も見かけなかった。ホワイトカラーの人もスーツを着なくていいんだろうか。よくわからない。

 

日本の店がすごい

台北市内はセブンイレブンとファミリーマートだらけである。

見てみるとロイヤルホスト、モスバーガー、日本海庄屋、屯ちん(ラーメン)、骨盤整体のカラダファクトリー、ABCマート、アトレ、どんぐり共和国、と日本の店だらけ。

 

モスバーガーに行ってみたら、やっぱり味付けが台湾仕様の薄くて素朴な感じになっていて、なかなかよかった。

 

がっかり観光地、九份(きゅうふん)

ガイドブックで台湾の観光情報を見ると必ず出てくる「九份」。千と千尋の神隠しのモデルになった、と自称している観光地域である。しかしウィキペディアを見てみると宮崎駿とスタジオジブリが明確に「九份はモデルではない」と否定している。

 

ガイドには、とてもいい雰囲気の写真が載っている。しかしどのガイドブックにもサイトにもほとんど同じような写真ばかりが使われている。数か所、「いい写真が撮れる場所」があって、そこの写真をみんな撮っているのだ。

 

非常に狭い地域に日本人が大量に押しかけるため、かなりキツいことになる。朝の新宿駅みたいな感じである。

 

ハッキリ言って、行かない方が良いだろう。しかし初めて台湾に行くとなると、ここに行かざるをえない気持ちになる。だって、ありとあらゆるガイドブックにお勧めとして載っているのだから……。行ってガッカリするのも、旅の醍醐味の一つかなとは思う。

 

以上、旅の感想でした。今回はゴールデンウィークでかなり料金が高かったけれども、今度は安い時期にもう一度行ってみたいな。普通の時期なら5万くらいで3泊4日行けてしまうようだ。

スポンサーリンク