なんのために夕食を作るのかがわかった
午前中に真面目なインタビュー取材を1本。午後にネタ系の撮影を1本。さらに夕方には大物作家のインタビューの電話事前打ち合わせが1本。
1日でこのくらいやるとぐったりと疲れてしまう。
いつも晩ごはんを作るのは僕の役割なんだけれども、今日は作る体力が残っていない。仕事に出ている妻に「今日は疲れているので晩ごはんを作りたくない」とメッセージ。「OK」との返事が返ってきた。
とりあえずこれで夕食作りのタスクから逃れることができた。妻ごめん。
しかし、仕事がまだ微妙に立て込んでいる。その後もパソコンで作業をしていたら、なんか、こう、非常につらい気持ちになってきて、座ったままで作業を続けられなくなってしまった。
そして僕はなんとなくイライラしたまま台所に向かい、野菜を切り、コンロの火をつけ、鍋を振り、晩ごはんのおかずを作ったのだった。
そしたら気分が晴れて、スッキリとしてきた。ああ、僕は夕食作りで仕事のストレスを解消しているんだな……。そういうことがわかった。
そして妻に「なぜか晩ごはんを作ってしまった」というメッセージを送った。妻から見たら、一貫性のない行動をしているわけのわからない人間である。