歌会に初めて出てみた
全くの初心者でもOKということで、歌会に参加してみた。
歌会というのは短歌を作って寸評しあう会である。短歌には前から興味があって、ときどき(主に心が弱っているときなど)歌集を買うこともある。
場所はゴールデン街のバー「月に吠える」。司会は歌人の伊波真人さん。参加者は10人ほど。
参加の申し込みをした時点であらかじめ2首短歌を作って送るように言われている。一つはテーマが「水」、もう一つは自由。ぼくの考えた短歌は以下のようなものだ。
テーマ「水」
室外機水が出る管あるだろう飲んでも平気量はチョロチョロ
「水」というテーマだと、きれいな歌が集まるだろうと思って、思いっきり汚い水を表現してみようと思った。あたりまえだけど飲んでも平気じゃないです。
伊波さんからは「歌でチョロチョロという言葉を使っているのは初めて見た」と言ってもらえた。これはほめられているのだと思う。
自由題
手品師が炎を見つめてつぶやいたあんな手品はやらなきゃよかった…
かなり悩んだ末に、この間のデイリーポータルZの記事「手品師に集団で論破されたい」から作ってしまった。ズルいですね。
これは末尾の「…」が不要という声が上がった。
会の終わりには賞の発表。僕はユーモア賞をいただいた。おれの歌、ユーモアだったのか。
歌を作るのもおもしろかったが、寸評しあうというのがさらに興味深い。もう少しいろいろ考えてみたい。