ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

手技療法とは「単に効率の悪い医療」だ でも悪いなりに価値はある

手技療法とはいったいなにか。今の世の中どういう価値があるのか。ずっと考えていたのだけれどヒントが見つかった気がしたので書きとめておく。自分のためのメモなので他の人が読んだらわからないかもしれない。

 

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手技療法をできる限り抽象的に考えると「効率の悪い医療」といえるとおもう。

 

「効率が悪い」というのはエビデンスに乏しいとか、使える方法が少ないこと。

「医療」というのは人を治そうとしている技術であること。

 

病院でやっているような医療は効率のいい医療だ。効率の良さを目指して医学は毎日研鑽されてゆく。そりゃ効率が良い方が良いよね。

 

では手技療法の特徴である「効率の悪さ」に価値はあるのか。それは間違いなくある。

 

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●効率の悪い医療を使う意味その1

→効率のいい医療が使えなかった時に機能できる

 

いわゆる「代替医療」というやつ。いまインターネットで「代替医療」なんていうと、インチキの代名詞と考えられてしまう節があるが、それは極端でただたんに効率が悪いだけである。

 

たとえば「薬が体質的に効かない人」とか「薬にアレルギーを持っている人」というのが一定数存在する。ふつうだったら薬を使うのがもっとも効率が良いのだろうが、ダメだった場合にその他の手段も使えないとダメだ。そういう時のために価値がある。

 

●効率の悪い医療を使う意味その2

→効率をある程度無視しても自分は利益が欲しい時

 

これは五十肩の治療を考えてみてほしい。五十肩は医学的に「ほっておけば治る」症状だ。だから病院に行くと基本的にほっておかれるはずだ。湿布くらいはくれるかもしれないけど。

 

でも本人からしたら「ほっておけば治るんだろうけど、いつ治るの?」って思うだろう。

 

てっとり早く治したくて、たとえば指圧に行く。指圧を受ければそれなりによくなる。「いつ治るの?」みたいな不安からは解放される。

 

まともな指圧だったら予約がいるし、遠いところに行かなくちゃいけないかもだし、値段もそこそこする(効率が悪い)。

 

なにもしなくてもほおっておけば治る(効率が良い)

 

自分にとっては人生一度きり、時間は取り戻せないので、効率ではかれない時がある。効率を無視してしまえば、現代医療と同じように価値がある。

 

●効率の悪い医療を使う意味その3

→効率の良さが自体がなんか気持ち悪いという人がいる

 

世の中には現代医療を嫌う人がいて、自然派なんていわれている。彼らが忌避しているのは医学の持っている効率の良さそのものだ。だから極端に効率の悪い方法を自ら選びとっている。

 

こういう人たちは、一見おろかっぽい。

 

でもわりと現代的な考え方をする人でも「悩みが一瞬で消えてすごく元気になる薬」みたいな「ものすごく効率のいい薬」があったら、それを飲みたいって思うだろうか。

 

いろんな判断の末に「飲もう」ってなるかもしれないけど、まあなんかキモチ悪いとかちょっとでも思うよね。

 

だからわりと誰もが持っている気持として、完全にバカにもしきれないのかなと思う。

そんな人の気持ちによりそう存在としての価値がある。

 

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というわけで効率が悪いなりに3つくらいは価値を思いついた。もうちょっとちゃんと考えてわかりやすく後で書きなおすかもしれない。