ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

寝ぼけ悲しみ

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ぼくは感情がトロいというか、あんまりその場その場で怒ったり悲しんだりしない。あとからじんわりと「あれはつらかったな」なんて思い出すことはある。よっぽど悲しいことがあっても泣くことなんてない。

でも、だいたい3か月にいっぺんくらい、ためこんでいた悲しみの感情が爆発してしまう。ぼくはこれを「寝ぼけ悲しみ」と呼んでいる。

朝、起き抜けの、半分夢の中にいるくらいのところで猛烈に悲しくなるのだ。仕事でうまくいかなかったこととか、人間関係の後悔とか、虚勢を張ってしまったとか、そういうことが悪夢のように連続で思い出されてくる(でも思い出している内容は現実にあったことなので夢ではない)。

そして寝ぼけて理性がない状態なので、そのまま大泣きしてしまう。これが本当に幼児がけんかに負けて泣いているような泣き方で、まくらカバーがびちゃびちゃになるくらい。時間感覚があいまいなのだがたぶん30分くらいは泣いていると思う。

こんなことを書くとなにか精神的に病んでいるように見えるかもしれないが、全然そんなことはない。寝ぼけ悲しみで大泣きすると、眼精疲労が一気にとれたりして、大変気分がいい。頭もちょっと軽くなるような感覚がある。むしろ寝ぼけ悲しみウェルカム。

こういうのって、ぼくだけなんだろうか。他の人にもあることなのかどうかちょっと気になる。以前これを人に話したら「変な人だね」っていわれた。

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