ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

奨学金が問題なんじゃなくて考えなしに学校行くのが問題

大学行くのに奨学金を利用して、卒業したあともその負債に縛られてしまうことが問題になっている、というネット記事を読んだ。記事の中では返済義務のない奨学金をもっと増やすべきということが書いてあったけど、これはちょっと違うなと思う。

大学が本当に社会の中で必要とされる人材をつくって、そして卒業したら奨学金を軽々返せるくらいの収入を得られるようにするべきだ。入学する人もそこを積極的に見るべき。でっかいコストを払う以上、ちゃんと見返りがあるかどうか考えるのが普通だ。

最近アメリカの大学デビックデータ学部みたいのができているという。こういうのちゃんと勉強したらすごく稼げそう。

対してこれもネットの記事なんだけれども、日本に営業学部を作って学生に営業の勉強をさせるといい、って意見も見た。ビックデータ学部に比べるとだいぶしょぼいけど、これはこれでまあ…って気もする。

たぶんみんな考え無しに大学に進学しすぎなんだろう。

たとえば、高校卒業してすぐにコメディカル系の専門学校行けば、とりあえず一生食べるのには困らないのに、あんまり盛んな選択肢じゃない。そういうことをする人たちは学校の勉強はそんなできないかもしれないけれども、本当に自分の将来をよく考えて進路選んでいるなって思う。

僕の後輩で、有名大学院で生物学系の博士課程をとっていた人がいた。これだけでもすごいんだけれども、同時に経営学の修士もとった。そして超有名外資系コンサルタントに就職してバリバリ仕事している。生物学の博士で研究職じゃ、今まで払ったコストに見合わないなって考えたんだろうな。

話を戻すと、ただで勉強させてくれ!っていうよりも、ちゃんとお金を払って将来役に立つかどうか見越して学校行くべきだと思います。奨学金で行くならなおさらその目線は厳しくするべき。

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