ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

透明のガラス

短歌教室にかよいだした。事前課題として提出した歌がこれ。

 

透明のガラスと布を組み合わせ部屋の明るさ自由に操る

 

窓の歌です。窓とカーテンのシステムって、まず透明のやつがあって、そこを布で調節するっていうのが、いちいち細かくておもしろい。そう思ったんです。

 

ところで、提出してから気になったのだけど、「透明のガラス」っていうのはくどいだろうか。

 

ガラスってのはだいたい透明だから、「透明」は不要かもしれない。透明をはずして、別の言葉を入れた方がよさそうにおもえる。

 

でも、そんなに言葉をかりとって、意味を極限までギチギチに入れちゃうのがいいことなのだろうか。このへんよくわからない。

 

先生には「気づきの歌でよいですね」とほめられたのだが、あとでまた聞いてみよう……。

AIとジョジョ

これからはAIが来て人類が大変なことになる!

 

そんな話を真に受けて、一般向けの人工知能の本を何冊か読んだ。何冊か読んでわかったのは「人工知能の解説には将棋がでがち」ということである。

 

人工知能の登場で、いかにプロ棋士や将棋ファンがびっくりしたか、AIは将棋を通してどのように進化したのか、ということが書いてあるのだ。

 

しかし僕は将棋がよくわからない。将棋のルールくらいしか知らない。もちろんAIのこともわからない。

 

つまり、僕からすると、わかんないやつと、わかんないやつが戦っている。

 

勝ったり、負けたり、単純にパワーで強くなったり、相手の出方を研究して不利になるように持って行ったり、戦いの概念そのものが変わっていったり、そういうことがある。

 

ただ、わかんないなりに、なにかすごいことが行われている……というのは、わかるのだ。これはジョジョの奇妙な冒険の読み味に似ているな、と思う。

 

ジョジョの敵って、強くなればなるほど、なんだかよくわからないのだ。それに対抗する主人公の戦い方もよくわからない。

 

止めた時間の中でナイフを投げるってなに? ピンチになると時間が巻き戻るってなに? 時間を加速するってなに? 

 

こいつらに主人公はどうやって勝ったんだけっけ? 全部読んだはずなのに思い出せない。理解していないからだ。しかし、わからないのに、戦いの激しさというのは非常に伝わってくるのもがある。

 

やっぱりAIと将棋である。きっと僕はこのまま何冊本を読んでもAIも将棋も理解できないんだろうなあと思う。

ハワイ行ったらマグロを食え

9月にHISでハワイ旅行に行ってきた。新婚旅行である。ハワイはものすごく楽しかった。

 

ほら、僕はインターネットで「身の回りにある些細な楽しいこと」をすくい上げて記事にしているじゃないですか。でもハワイなんて行ったら、そういうのはもうダメだ。世界の有数のリゾートは暴力的に私の感性を踏みにじった。

 

そのくらい良かったのだ。

 

ハッキリ言って9月はろくに仕事にならなかった。今でもハワイのことを思い出してぼんやりしてしまう。

 

ここから自分なりにハワイの良かったところを書いてみたい。

 

1.マグロがうまい

ハワイってのはアメリカだから、ハンバーガーとかステーキとかがおいしいんだろうと思っていた。確かにそういう物もうまい。

だけどハワイに行く機会があったら、絶対食べて欲しいのは生のマグロだ。ハワイは近くの海でマグロが捕れる。そのマグロは、冷凍しないでホノルルに水揚げされるのだ。日本じゃ冷凍しないマグロなんてそうそう食べられないでしょう。それがそのへんのスーパーとかコンビニで食べられる。

 

マグロのことをハワイで「アヒ」と言う。そのマグロを細かく切ってハワイ風のヅケにしたものを「アヒポケ」と言う。

 

アヒポケにはいろんな味があって、スパイシーなものもあるし、ソイソース味もある。ソイソース味は本当に日本のヅケと似ていて、うれしい。

 

ハワイの生のマグロはねっとり、もっちりしている。こんなマグロを今まで食べたことがなかった。あまりにうまくて滞在中に2回食べた。もっと食べればよかった。

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右下のやつがアヒポケ。全然うまそうに見えないのがまたいい

 

2.カハラモールのホールフーズマーケットの総菜がうまい

高級住宅地の中にあるショッピングモールの、イケてるスーパーなんだけれどもここの総菜が異常にうまい。

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量り売りの総菜。ローストポークとか。チーズマカロニとか。ビーフシチューとか。がっさがっさと入れてゆく。申し訳程度にブロッコリーも。

全部うまい。

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サーモンのポケの手巻き寿司。これもねっとりしていてうまかった。

 

ホテルをワイキキにとったんだけれども、ワイキキは観光地であり外食が高い。さらにチップもある。ホールフーズマーケットは地域の人が普通に使う場所であり、チップもいらなくて、おいしくて、すごくよかった。

 

3.ビールがうまい

ワイキキにマウイ島のクラフトビールを出す店がある。

www.tripadvisor.jp

ここのビールが大層うまかった。

 

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「ビキニブロンド」という陽気な名前のビール。ブロンドの店員が持ってきてくれた。すっきりとしたラガー。

 

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飲み比べセット。左から「ダブルオーバーヘッド」(ダブルIPA)「ビッグスエル」(IPA)「ココナッツヒワ」(ポーター)「パウハナ」(ピルスナー)。

 

IPA苦手かもって思っていたけれども、旅のテンションで飲んだらうまかった。ビッグスエルは少し買ってきたので、ちょっとづつ家で飲んでいる。

 日本でも買えないことはないんだけれども、かなり高い……。

 

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これはノースショア(オアフ島の北)の方にあるラニカイという醸造所のビール。

 

うまい。でも正直味をあまり覚えていない。うまかったという幸せな記憶だけがあります。

 

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これは別の店で飲んだラニカイのビール。甘くてすっぱい不思議な味。注文したら店員が「本当にこれでいいのか?」的な英語を喋っていたけれども、パーフェクトにオーケーだった。これは日本では買えないんだろうな。

 

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というわけでフツーにハワイ良かった、というブログになっちゃいました。また行きたい。行けるのかなー。むかつく写真を最後に載せてみた。

逃げ道

なにかこう、ブログを書くことが息抜きにならない感じになってしまって、その結果、しこしこと小説を書いている。

 

次のウェブメディアびっくりセールで、また本を作ることになり、そこに出す小説を書いていたら、これが思いのほか気持ちよくて、やめられなくなってしまった感じ(なぜか知らないけれど、小説って「、」で文章を繋いでこのように長くする傾向がありませんか?)

 

小説はいい。

すべて嘘であるのがいい。

インモラルなことを書いてもいい。

実際に次のウェブメディアびっくりセール向けに書いた小説は人が人を食う(玉置さんが斎藤を食べる話です)。

記者ハンドブックを気にしなくてもいい。

すぐ書けるのもいい。漫画とかでストーリーを作ろうとすると大変だ。

すぐ書けるには書けるけれども、全然うまく書けないのもおもしろい。これは趣味全般におけるビギナーの楽しさである。うまく書けるようになる頃にはそんなに楽しくなくなっているだろうね。

 

 

8月の思いで

引越の話

7月末に引越をした。新居は以前よりも広くて使い勝手がいい。駅にもだいぶ近くなった。

 

引越のついでにサイクロン掃除機を買ったのだが、これが思いのほか便利である。透明の容器の中にホコリがグルグルとまわってまとめられてゆく様子がおもしろく、毎朝掃除機をかけてしまう。

 買ったのはこれとこれ(画像クリックでアマゾンに飛びます)。サイクロン掃除機って、もうそんなに高くないのね。お陰で家の中がきれいになっている。

 

ところで、毎朝掃除機をかけているのに、それでも埃が貯まるのが不思議だ。いったいどこから埃が発生しているんだろう? まさかこの掃除機が埃を発生させていて、それを眺めているだけなのでは……。とか思う。

 

マンガの話

 8月はマンガばかり書いていた。もろもろ合わせて仕事で30ページも納品したのだ。その他にnoteで趣味の妻マンガも書いている。

note.mu

ひと月に仕事で30ページも書くと、なんとマンガが上達する。してしまうのです……。自分、こんなに描けるんだ、と感心するばかり。

 

さて、引越にともなって名刺を作り直す必要が出てきたので、思い切って肩書きの中に「マンガ家」を入れてみた。

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(灰色の部分は個人情報)

今までもマンガは書いていたけれども、さすがにマンガ家を名乗るのはかなり抵抗があった。でも、そういう気持ちはどんどん排除していった方がいいんだろうなーと思ってやっています。

ぼやき

30ページ書いたらマンガがうまくなったので、こんなことならずっと以前から誰にも頼まれずに毎月30ページ書いていればよかったと思う。そしたら今ごろはマンガが超超うまくなっていたことだろう。

 

でも、それは理想の空論なのだよな。誰かから発注されないと、なかなか本気を出せない。自分で自主的に書いて、賞にでも応募すればいいんだろうけれども、それができないのだ。情けないな、と思う。

 

そんなわけでマンガのお仕事ください。

 

思い出を語っていたはずなのにお仕事募集で終わってしまった。

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