ジムと健康を切り離す
ジムが苦痛なのは、健康にならなくてはいけないと思い込んでいるからだ。
このくらいの運動を、このくらいの強度で、このくらいの頻度でやらなくてはいけない……とか考えながらジムに行くの、誰だって嫌になるでしょう。
ジムを健康と切り離せば良いのだ。
すなわち、ジムに行って自分がやりたいぶんだけ運動をする。自分がやりたい分というのはものすごく少ないんだけど、そんなの関係ない。疲れる前に止めます。終わったらその足でセブンイレブンに行く。好きなビールを買う。つまみも買う。アイスも買う。家で飲む。
実際にやってみたら最高だった。ビアバーがついているジムが出来れば、絶対に流行るね。
でも人類がそこまで到達するには、まだもう少しかかりそうな気がする。
オクトパストラベラー体験版は村人ゲームだった
オクトパストラベラーの体験版をダウンロードした。
ドット絵がきれいなRPG。サガフロンティア2みたいな雰囲気だ。正直この絵だけで大好物である。
体験版では、8人いる主人公のうちの2人を使える。
まず、剣士のオルベリクをつかってみる。このキャラクターは町中すべての人に「試合」を申し込んで戦える。
こいつ、いったいどんな人間なんだよ、と思う。しかし、意外と村人たちも強い。オルベリクより全然強い。村人いったいなんなんだ……。
もう一人の主人公、踊り子のプリムロゼはストーリーに濃厚な性のにおいが漂っていてびっくりした。
プリムロゼの特技は誘惑。そのへんの村人を自由に誘惑して、連れ回したり、戦闘に参加させたりすることができる。
これもそのへんの村人がふつうに強くてびっくする。
全体的に村人がすごいゲームだということがわかった。
今回使えなかった残りの主人公たちが気になる。みんな村人に何かをするようなスキルを持っているんだろうか。
あとこれは本当にメーカーにお願いしたいんだけど、文字でかくしてほしいです。たのむ。
ゲームは内容はおもしろかった。
本当にいる
斉藤由貴の不倫相手がパンツを頭にかぶっている写真が流出した。
これけっこうすごい。そんなマンガみたいな、わかりやすい変態行為って本当にこの世で行われているんだ。リアルは意外とリアリティがない。
ひょっとしたら風呂敷を背負っている泥棒もいるかもしれない。薔薇をくわえている貴公子もいるかもしれない。冴えない女の子もメガネを外すと美少女かもしれない。バナナの皮でずっこけるかもしれない。通勤の途中で老人を助けて遅刻したらそれが取引先の社長かもしれない。願い事を何でも叶えてくれる龍が出てくる玉がこの世のどこかに7つあるかもしれない。
なんというか、まだまだ世の中希望があるなあ……って。
幻視の瞬間
歌人(短歌を作る人)と少し話をさせてもらった。話といっても、お互いにたんなる自己紹介くらいの感じだったんだけれども、おもしろかった。
歌人って仕事として考えると文字単価が相当高いそうで、そりゃそうだろう。たぶん俳人はもっと高いんだろうなあ。
ちなみに僕のやっているウェブライターに関していうと「文字単価」みたいな概念がない。文字数制限もないことが多い。だいたい記事1つにつき原稿料がいくら、みたいな発注が来る。
だったらぼくももう57577で納品してもいいのかな……と思いつつ、そんなことはしないで、媒体のなんとなくの雰囲気でボリュームは決める(ITの仕事のはずなのにこういうふんわりしたこと多い)。
お金の話に寄ってしまった。戻します。
歌人に自作の短歌を見てみてもらったり(恐れ多い)、歌壇の世界の話を聞いたり、たのしい時間を過ごしたんだけれども、一番おもしろかったのは帰るとき。
歌人が駅の前にある大きな彫刻を見て「あれ?彫刻の上に人が乗っていますね……?」なんて言う。でも見てみると、人なんかいなくて、たんに彫刻の上で旗がはためいているだけ。
単なる見間違いなんだけれども、短歌の世界では「幻視」というのは、スキルの一つ。「これが歌人というものか!!!」とかなり興奮しちゃった。ライブを見ているみたいな気分。やっぱり人に会うのはいいなあ~~~。なんて思いました。
サーモンランがこわい
スプラトゥーン2やってない人には全然わからない話です。
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サーモンランがこわい。ゲーム中では「アルバイト」って表現されているんだけれども、あれはどう見ても「非合法なバイト」だよね。
サーモンランをこなすと「クマサンポイント」が発行される。それをバイト斡旋所とは別の場所にある(ただしごく近いところにある)換金所でお金と交換する。
この様子が、まるっきりパチンコ屋の景品所と同じなのだ。たぶんスプラトゥーン2の世界では金イクラを採ることに報酬をだしてはいけない、みたいな法律があるんだろう。
クマサンのセリフもいちいち迫力がある。裏社会の人がカタギには紳士的に接している、みたいな雰囲気。
(グリルが2体出てきた時)「ピクニックのようだね」
(濃霧の時)「希望が絶望にひっくりかえるのはいつもこういうときだ」
唐突に文学的な表現も使ってくる。教養もありそう。インテリヤクザだ、クマサン。
サーモンランの表現は完全に「毒」で、明るく楽しいゲームの中にこういうのが紛れてくるとヒヤヒヤしてしまう。
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そういえば、もう一つ任天堂のゲームの「毒」を思い出した。マザー2だ。あの世界で恐いのって2つある。
一つは「ストイッククラブ」。リゾート地にある秘密の会員制バーで、お金持ちが水を飲みながらただの石をながめて、哲学的なことを考えるというところ。
もう一つは「ムーンサイド」。大都会がサイケデリックな悪夢に包まれるんだけれども、その描写が異常に細かい。
どっちも今思い出してもゾッとするな……。
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任天堂って子供向けのゲームのイメージがあるけれども、毒の使い方もうまいな……。