ふしぎブログ

指圧師・ライター斎藤充博の日記

一番おいしいソフトクリーム

世界で一番おいしいソフトクリームはミニストップで売っているやつだ。

 
なぜかというと「よっぽどソフトクリームを食べたい時じゃないと食べない」から。つまり食べる側のモチベーションが高い。観光地で雰囲気に流されて食べるやつとは違うのだよ。
 
 
ソフトクリームを食べたくなるのは
・腹が減っている
・喉が渇いている
・疲労が溜まっている
・心が折れそう
そういう時。
 
これは、プチ極限状態だ。
 
ソフトクリームというと女子供の食べ物だと思われがちだが、意外とおっさんもよく食べている。おっさんが一人ソフトクリームを食べている姿を見るのも好きだ。
 
プチ極限状態から抜け出している、その瞬間を見ることができるから。みんな動物のように無表情で食べている。

食べにくいというスペシャル感

居酒屋でコップからわざと酒をあふれさせて注ぐところってある。適量にしてくれよと思うが、あの飲みにくいのを口から迎えに行くのが、スペシャル感なんだろう。量が多い気がするスペシャル。

 

ところで、焼鳥屋で似たような現象を発見した。

おわかりだろうか。

 

「肉を刺しすぎて持つところがほとんどなくなってしまった焼鳥」である。

 

ものすごく持ちにくい。……だけどスペシャル感だ。串に対して肉が多いから。

 

長い串をあらかじめ用意して食べやすくするのは、ダメなんだろう。不便を感じないとみんなハッピーになれないんだ。

 

ブルーボトルコーヒーのすぐ近にある「ARISE」カフェが激ウマだった

清澄白河に用があったので、ちょっと前に話題になっていた「ブルーボトルコーヒー」に行ってみた。

 

しかし着いてみると50人くらいお店の外で並んでいる。旬は過ぎただろう思っていたけど、まだこんなに人気があるんだな。

 

ここは諦めて違うカフェに行ってみたい。ブルーボトルコーヒーのすぐ近くの喫茶店は、ブルーボトルコーヒーにくじけた人でいっぱいになっているんじゃないか。

 

f:id:fushigishiatsu:20160508122017j:plain

というわけで行ってみたのがブルーボトルコーヒーから徒歩30秒の「ARISE」というカフェ。

 

こっちもブルーボトルコーヒーほどではないのだけど人がたくさん来ている。こぼれた客をうまいこと拾えているのだろうか……?

f:id:fushigishiatsu:20160508122145j:plain

この日は12種類のコーヒー豆が用意されていて、その中から選べるようになっていた。

f:id:fushigishiatsu:20160508122302j:plain

こんな風に抽出しているところを見せて貰えて、おもしろい。ちなみにほとんど待たずにコーヒーを買うことができた。

 

f:id:fushigishiatsu:20160508122406j:plain

店内には椅子はちょっとしかなくて、ほとんどの人が外のベンチで飲むことになる。

 

で、飲んでみるとこれがうまい。一番人気の「コーヒーの果実の味がする」というコーヒーを淹れてもらったんだけど、ほんのりとイチゴみたいな味を感じる。苦みもほとんどなくて、コーヒーよりも紅茶に似ている味。ブラックなんだけど、もたれる感じもなくてスルスルと飲めた。

 

これ、賑わっているのはブルーボトルコーヒーの近くにあるからじゃないな……とやっとここで気づいた。調べてみると、ここはブルーボトルコーヒーができる前からあったお店らしい。「ブルーボトルコーヒーからこぼれた客をうまくひろっている」なんて思っちゃってすいませんでした!!! また行きたい。

 

tabelog.com

 

 

 

餃子の羽

「羽根付き餃子」というものがある。

f:id:fushigishiatsu:20160428143241j:plain

 

「餃子の羽根」はべつにうまい物じゃない。どちらかというと餃子を食べるためには邪魔だと思う。そもそも、羽根は餃子についた打ち粉が、水に溶けて焼き上がった物だ。餃子を焼く課程でできあがってしまう不純物である。

 

要らない物にもかかわらず餃子屋では「羽根付き餃子」というメニューを出しているし、クックパッドでは「羽根付き餃子の作りかた」なんてレシピがある。みんな羽根をありがたがっている。よく考えるとおかしい。

 

そんな風に餃子の羽根に対しては否定的な気持ちがあったのだが、この間蒲田で羽根付きの餃子を食べてみて考えが変わった。あきらかに羽根があった方が、ありがたい気分になる。

 

この羽根がどうしてこんなにもありがたいのか、わからない。理由もなくただただ羽根がうれしいのだ。

 

そこでちょっと思ったんだけど、自分が作っているレポート記事も同じような物かもしれない。

 

ふつうに考えたらデータと事実だけで淡々と書いた方が読みやすいし、時間もかからない。ぼくが物を食べて「うまい!」とうれしそうにしている写真は、本来掲載する必要のないものだ。

 

でも、そういうのがあったほうがみんな読む。そういう不純物というか、余計な物みたいなのがみんなけっこう好きなのだ。

 

f:id:fushigishiatsu:20160428145212j:plain

f:id:fushigishiatsu:20160428145215j:plain

f:id:fushigishiatsu:20160428145216j:plain

 

f:id:fushigishiatsu:20160428145218j:plain

 

f:id:fushigishiatsu:20160428145220j:plain

f:id:fushigishiatsu:20160428145331j:plain

 

いろいろ考えたのだけど、トータル的によい中華屋さん。

ふしぎ指圧3周年記念イベントをやりました

f:id:fushigishiatsu:20160418123359j:plain

ふしぎ指圧が3周年になるので記念の会をやってみた。ネットで参加者を公募したらお客さんが13人くらい来てくれた。場所は下北沢のコワーキングスペース。ピザだけ用意して、お酒は各自持ってきてもらう形式。

 

それだけだと何か間が持たなそうなので、パワーポイントでスライドプレゼンをした。まあ雑談である。

 

・いいゴミのコーナー

・ボロボロの標識最新情報

・ふしぎ指圧で良くならなかった事例

・お客さんが書いた斎藤を主人公にした××小説

・××××でまずかった店

・お客さんからの質問に答えるコーナー

 

お客さんとの距離が近くて、むりやり笑わせる感じもあったけど、意外と盛り上がった。ネットで全然書けないような話をしたのが良かったと思う。ネットがきれい事ばかりなので、そうじゃない部分をしゃべるだけでおもしろくなるのだ。

 

 

実はふしぎ指圧を続けるということに、今までそんなに執着はなかった。自分の持っているスキルと、とれるリスクと、帰ってくるリターンを計算して、この形の仕事が最適かな……という状態が、たんに3年続いただけ。

 

でも、この日にみんなから祝ってもらって、初めて「もっと続けていきたいな」と思った。

スポンサーリンク